地域企業と就職
今年は秋雨前線が活発なせいかなかなか秋晴れを見ることが出来ませんね。秋は春と同様に過ごしやすいので好きな季節なのですが残念です。
前回のコラムで地域密着のスポーツチームがほしいですねと書いた次の日の新聞に2007年4月に発足する野球の独立リーグ「北信越リーグ」に参加する長野県のチーム「長野県民球団」の発表がある朝刊の紙面に紹介されていました。タイミングがよすぎてビックリいたしました。その後の報道で県下主要都市の球場でのホームゲームを行うとの報道も耳にし、今後の球団の活躍を期待していきたいと思います。但し、球団の所在地は長野市と飯田からは遠いのが残念ですが・・・南北に広い県の宿命なのでしょうか?
県民球団の記事を読み、これからの長野県の自立を含めた今後に思いをふけていると、ある別の記事が目に留まりました。飯田市に本拠を置く味噌・漬物製造の丸昌稲垣さんの記事でした。大手食品メーカーの新製品に丸昌稲垣さんの味噌が使われ、近々全国のコンビ、スーパーなどで発売されるそうです。飯田市からも全国へ、そして世界へと活躍の場を広げている地元企業さんが多く存在しています。しかしその多くは、その企業が活躍する業界の中だけでしか認知されていないことが多くあります。私も進学のため地元を離れ就職活動で何度か飯田に足を運びましたが、その当初は飯田市にはどんな企業があるのかほとんど知らずに、結局は進学先の土地で就職しました。就職があまり地元思考ではありませんでしたが。しかし、飯田に戻って来て営業の仕事をしていると「この企業さんはすごいな」と思うことが多々あります。
価値観の多様化の中で地元帰属への意識の薄れ、就業の多様化が進み人の流れが地方から大都市へというなかで。地方へのI・Uターンへの取り組みも行われていますが、地域企業の活動情報を若者が進学などで地元を離れる前に提供をし、地元にもこんなに元気な企業が沢山あるのだと認知してもらうことも重要ではないでしょうか?I・Uターン以外に地元企業を最初から選んでもらうことで人口問題の一助にはなるのではないでしょうか?よく、大学・専門学校へ進学をした地方の学生さんの口癖として「地元は仕事がないから」と口にする人達が多くいます。が、実際は地元での職種が少ないことを言っているケースは少なくありません。しかし、高校生の時期に就職のための企業情報の収集もなく都会に進学していくことで、都会の多くの就職情報の波に飲まれ、先の口癖になっていくのではないでしょうか?今一度この点を地域で考え、進学希望の学生さん達への企業情報の提供を工夫していかなくてはいけないと思います。