『もしも払わなかったら…?』
毎月支払う国民年金。その額は月額13,860円(平成18年度)と決して安くはありません。社会保険に加入している方は、厚生年金保険料を毎月給与天引きされているので、なんとなく支払っていたりしますが、毎月納付書で国民年金を支払っている方は、結構負担に感じているのではないでしょうか?そんな中で、最近大きく報道されている社会保険庁の不祥事なんかをTVや新聞で目にしてしまうと「もう払いたくねぇ」といった気持ちになってしまうのもよく分かります(私もそう思います)。それでも、実際に年金を支払わないでいたらどうなるのかくらいは知っておいた方が良いですよ。
本来、国民年金の支払いは義務なので「支払いたくない」は通じないのですが、滞納処分が実際にはほとんど行われていないこともあって払っていない方もいます。支払わないのは簡単ですが、それでも支払わなかったことへのペナルティは確実にありますよ。それはズバリ「将来年金が貰えないこと」です。年金というのは国民年金に加入している期間が最低25年以上ないと1円も貰えません。例えば会社員として厚生年金保険料を10年支払い、それから会社員を辞めて国民年金保険料をずっと支払わないでおいたとすると、25年という要件を満たせず、年金は1円も貰えないのです。厚生年金10年払ったじゃないか!と言う怒りも通じません。
もう1点注意して欲しいのが保険料は2年経過すると時効により支払うことが出来なくなるということ。後になって考え直して今までの分をまとめて支払いたいと申し出ても2年経過した分については支払いたくても支払えません。
更に言うと、年金は老後に受け取る「老齢」だけではなく、「遺族」や「障害」についても支給されます。仮に自分が事故で障害を負ってしまう羽目になった場合に、保険料を納めてないと障害年金がもらえなくなってしまいます。
年金なんて払いたくないと突っぱねる前に、自分が支払わなかったらどうなるかを一度考えてみると、本当の意味で損をすることが無いのではないでしょうか?